蹴上にある「ねじりまんぽ(粟田口隧道)」に行ってみた【観光名所】
本ブログの記念すべき一つ目のトンネルは京都の南禅寺近くにある「ねじりまんぽ(粟田口隧道)」です
ねじりまんぽは琵琶湖疏水を利用した舟運のために建設されたインクラインの下をくぐるために造られた歩行者用のトンネルです
ねじりまんぽは1890年(明治23年)に造られる
なんと127年前のトンネル!
明治期に造られたトンネルであり、大変貴重なトンネルといえる
明治という時代であるため、レンガ造りになっています
入口には「雄観奇想」と書かれており、反対側には「陽気発処」と書かれています
雄観奇想は素晴らしい眺めと優れた考えという意味があります
陽気発処は『朱子語類』の「陽気発処、金石亦透、精神一到、何事不成」からきており、精神を集中すれば何事もなし得ないことはないという意味があります
これらは第3代京都府知事であった北垣国道の揮毫(きごう)で書かれています
(画像は雄観奇想)
中はライフリングのようにねじれた構造になっています
見事なねじれ具合です
とても美しい…
このねじれは上からの大きな負荷に耐えられるよう斜めにレンガを積むことによって出来ています
ねじりまんぽは京都一周トレイルの一部にもなっています
京都一周トレイルは,京都の東南,伏見桃山から,比叡山,大原,鞍馬を経て,高雄,嵐山,苔寺に至る全長約83.3キロのコースと,豊かな森林や清流,田園風景に恵まれた京北地域をめぐる全長約48.7キロのコースからなります。
ねじりまんぽ(粟田口隧道)は地下鉄東西線 蹴上駅徒歩数分で行けるので南禅寺などを訪れた際は是非寄ってみてください!
日中は観光客などが多いので人が少ない朝に行くことをオススメします(*・ω・)ノ